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[ ESSG-90195 ] メーカー生産完了品です。現在流通在庫のみの貴重盤です。 ( 2019年8月 ) ブルックナー:交響曲第9番 カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ~ メーカーホームページより抜粋 ~ ■ 極められた奇跡の第 9 番 ■ 交響曲第 9 番には、1976 年シカゴ響(EMI)、 1988 年ウィーン・フィル(DG、当盤)、 1996 年シュトッゥトガルト放送響(ヘンスラー)と、 生前にジュリーニが発売を認めた 3 種類の正規録音が残されています (その最後の 1996 年シュトゥットガルト放送響との演奏は、 リハーサル付きの映像も残されており、晩年のジュリーニの 丁寧な仕事ぶりが刻み込まれています)。 このいずれの録音においても、ジュリーニは遅めのテンポによる 堅固な構成の枠組みの中で、弦楽パートをレガート主体のフレージングで 美しく歌わせ、決してメロディやハーモニーを途切れさせないことで、 ブルックナーの演奏では珍しいほどの洗練された歌謡性を獲得しています。 中でもウィーン・フィル盤は、1988 年 6 月 11 日と 12 日に行われた 第 10 回定期公演で収録されたもので、3 種類の中でも 最も演奏時間が長く、68 分強というこの交響曲の演奏としては 最も遅い部類に属しながらも、一瞬たりとも緩むことなく 極めて高い緊張感が持続した 奇跡の名演と称せましょう。 第 1 楽章の虚無を思わせる幽玄な冒頭から、豪壮な第 1 主題提示部、 歌に満ちた第 2 主題、衛星の衝突を思わせる展開部と再現部を経て、 宇宙の鳴動を思わせる極大の音楽が鳴り響くコーダへと聴きどころが続出します。 第 2 楽章スケルツォ主部のレガート奏法も個性的ですが、圧巻はブルックナーの 万感の思いが込められた第 3 楽章。 破滅的な不協和音によるクライマックスの後に続くコーダはまさに天上の響きを思わせる 崇高さに満ちています。ウィーン・フィルの強靭かつしなやかな響きが、 作品の厳めしさを減退させ、柔和な表情を絶やさないのもこの演奏の特徴といえるでしょう。 DSD MASTERING/Super Audio CD層:2チャンネル・ステレオ [マルチなし] 美麗豪華・紙製デジパック・パッケージ仕様 “Super Audio CD“と“DSD”は登録商標です。 遠方にお住まいの方への発送も可能です。 この機会に是非お問い合わせをお待ち致しております。